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  • 2020.05.14 Thursday
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STAFF

物を大切にするということの勘所

昨日、子どもが学童保育でお出かけ先の公園で弁当箱を忘れて帰ってきた。
持ち物を亡くしたことがこたえた様子で、グズグズメソメソしている。

日はとうに落ちていたが、近所でもあり、いっしょに探しに行ったが見当たらない。
暗がりで人気もなくガランとした夜の公園で、風も強く、ますます心細くなったようで、とうとう泣き出した。

本人の涙の訴えによると、同じ弁当箱を買い直してくれ、という。
保育園通いの何年もの間使ってきたプラスチックの弁当箱で、フタも曲がっているような代物だから、親心としては、小学生らしい新品をあてがってやろうと思うが、聞き入れない。
この類の物への執着は、かえって物を大事に使おうという心得につながろうから、好もしくもある。

どんなに大事にしたとして、形ある物は、いつかは飽き、こわれ、捨てざるを得なくなり、また、亡くしたりの運命だ。
そう心得れば、いま自分の手の中にある物を大事にするだろう。

弁当箱は、どうも学童保育の指導員さんが拾ってくれていたらしい。
子どもにとっては、”地獄に仏”の経験ともなったと思う。

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.04.03 Friday
  • 16:52

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