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  • 2020.05.14 Thursday
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STAFF

ゆく川の流れ

日経ビジネス(2014/12/29号)で、次のような記事を見かけました。

チョーク製造大手の羽衣文具は2015年春に自主廃業する。
教壇に立つ教師からは、品質の良さで絶大な信頼を得てきた。
だが、ホワイトボードや電子黒板の台頭など、時代の変化の波に逆らえなかった。


ちなみに、技術は継承されるため、4月以降も羽衣文具と同等の商品が発売される予定だそうです。
(やれ、一安心というか、不幸中の幸いというか)

一昨日のブログで、建設資材廃棄物の問題に触れましたが、黒板とチョークというローテクなコンビの方が、ホワイトボードとマーカーのコンビよりもゴミははるかに少なくてすむのではないかな?と感じます。
それと、耐え難いのは、ホワイトボードマーカーの、ジワジワ書きにくく読みにくくカスレていく、あの感じ。
でも、時代なんでしょうね。

羽衣チョークの、手に持った時のヒンヤリとする硬質な重さ、なめらかな書き味、指に粉がつきにくくするコーティング、原料の大半はホタテ貝の貝殻だからけっこうエコだし・・・・
そういうところにささやかなジャパン・クールを見出していた人間としては残念な知らせ。
合掌。

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.01.30 Friday
  • 17:00

STAFF

『ダンナの遺産を子どもに相続させないで』

書名を一目見て、ん〜?、と関心を持ち、読んでみました。
帯には「老後破綻を防ぐためにどうぞお読みください」と大書してあります。
副題は「わが子のためにもなる相続と老後のマネー術」。
読者層として想定されているのは、50〜70代の特に女性です。

昨年12月に出たばかりの本なので、今年1月の相続税の法改正などもバッチリ押さえてあり、面倒で複雑な制度や仕組みもわかりやすく解説されていました(さすがだなぁ、と感心しきりです)。

”夫の死後、妻子への一次相続”と、”妻の死後、子への二次相続”、その双方に注意して相続対策を、とされるのが一般的です。
本書の一番の特色は、夫の死後、妻のおひとりさまの老後は(実態として)とても長い(最近の統計で約20年!)から、とにかく一次相続を第一義的に重視し、二次相続は二の次、相続税額の多寡や単なる節税とは違った視点を持つことが重要、と提唱している点だと思います。
なるほど〜、と思わされました。

ちなみに我が家は亭主の甲斐性なしで、妻名義の資産が多いから、当てはまらない話しだらけのような気もしましたが・・・・
トホホ。

(ファイナンシャルプランナー高橋成壽 著/廣済堂出版/¥1,300+税)

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.01.29 Thursday
  • 16:01

STAFF

心の隅にはとどめておきたい数字

神奈川県が県立神奈川工業高校と共同で、『建設 ものづくり・リサイクルセットで 学ぼう・進めよう!』建R啓発パネルを作成した、とのニュースに接しました。

そのポスターなるものを見てみたところ、ちょっとビックリしました。
平成24年度の数字で、神奈川の建設資材廃棄物発生量は413万t(全国3位、関東で2位)、建設発生土発生量は557万立米(全国4位、関東で2位)、とのことです。

建設資材廃棄物413万tとは、1棟約1.2万t相当の横浜マリンタワー約340棟分、建設発生土557万立米とは、1棟約30.6万立米相当の横浜スタジアム約18.2棟分。
ウ〜ン、これが全部”ゴミ”・・・・

人間が生き暮らすことが経済であって、生きていくことに生産と消費は不可欠で、創造と破壊も伴うし、”ゴミ”の発生も避けられません。
そうはいっても、こんな”ゴミ(廃棄物)”の出方は、ちょっと尋常じゃないとは感じます。

「じゃぁ、どうしたらいいの?」と考えてみても、答えなんかちょっとやそっとでは思い浮かびません。
(ポスターは、”なくそう、ミンチ解体!”、”なくそう、埋め逃げ!”と呼びかけています)
けれども心の隅には置いておく必要のある数字に出会った、そんな感じがしています。

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.01.28 Wednesday
  • 15:39

STAFF

ギリシアの動向を注視する

ギリシアの総選挙で、緊縮策に反対する急進左派連合が圧勝しました。

日本のビジネス誌などの論調には、「ギリシアが財政破綻したのは放漫財政による自己責任なのに、緊縮財政に反対するとはいい気なものだ」といった(かなり冷ややかな)見方が見受けられますが、すでに円高ユーロ安、日本の長期金利もほぼゼロで横ばい、といった”影響”も出て、何だかよくないマグマの鬱積を感じさせる経済情勢です。

ギリシアでは、かつてナチスの占領を受けた歴史と、今回の緊縮策を押しつける張本人はドイツだと、重ね合わせて見てしまう世論が一部に根強い、などという話しを聞くと、世の中一筋縄ではいかないものだなぁという思いを深くします。

日本も国債の発行残高は過去最悪で、ギリシアの激変する政治経済情勢を”対岸の火事”とばかり眺めてもいられません。
ピケティ『21世紀の資本』が学術書にも関わらずバカ売れだ、といいますが、新しい経済学がいよいよ求められる時代になった、と知らされる思いです。

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.01.27 Tuesday
  • 16:46

STAFF

『日本の近代建築』讃

もうかれこれ20年も前の本なのですが、『日本の近代建築』(上・下 藤森照信 著 岩波新書)が名著だ、という評判を(今さら)耳にしたので、取り寄せてみました。
ふむふむ、なるほど・・・・

今日、私たちのほとんどは(純和風な住宅がほとんどない以上)多かれ少なかれ、和洋折衷の家で暮らしています。
そして限られた居住空間の中で、”暮らしやすい”とか”暮らしにくい”と言いながら、日々一喜一憂しているわけです。
また、和洋折衷的な生活空間という点では、職場の建物も同様ではないかと思います。

一体どんないきさつがあって、私たちの生活空間(住まいや職場など)は今のような姿となったのか?
考えるヒントや学ぶべきポイントが、ふんだんに盛り込まれているような予感を(読み始めて数10ページで)強く持つに至りました。

優れた概説書というのは、とてもありがたいものです。
人目につきやすい派手な(けれども多くは)枝葉の情報はあふれかえり、次々と消費されてゆくのですが、基礎的なこと、基本的なことは、知りたいと思っても、実は手に入りにくい、と感じるからです。

JUGEMテーマ:日記・一般
  • 2015.01.26 Monday
  • 15:26